2020年 年頭挨拶
新年明けましておめでとうございます。2020年を迎えるに当たり、一言ご挨拶いたします。
関東給食会は、組合員23社で、取扱高は62億1,300万円(2018年度)の実績であり、賛助会員の食品メーカー様との取組や、日本各地の生産者様との産直による農水産物の紹介などを強化し、当組合の主な販売先である学校給食に対して、「安全・安心・高品質の商品の供給」を最大のテーマとして食材供給に努めております。今年度は取扱高63億円を目標として、達成に向けて事業活動を活発に行っていきます。
振り返りますと2019年は、豪雨、台風等の自然災害の影響が大変大きく、関東圏では9月に上陸した15号、19号による組合員やメーカーの被災もありました。謹んでお見舞いを申し上げます。また同時に、災害時における学校給食実施体制の構築についても、不測の事態に備えたバックアップ体制が求められているところです。
関給の事業活動では、「事業委員会」と「商品開発部会」を両部会の共通性を見出しそれぞれの独自性を活かしながら新たなルール作りを進めております。「メーカー対策事業部会」では、全給協PB商品の組合員への紹介・落し込みを積極的に行いました。「次世代育成部会」は、上海海外視察を実施し、「農産物部会」は執行部が若手にかわり新たな目線で部会活動を進めております。
今年2020年は、東京オリンピック・パラリンピックでの日本選手の活躍が期待されております。東京都においては、オリンピック・パラリンピック教育の重点取組のひとつ「豊かな国際感覚」の中に「世界の料理の給食」が位置付けられており、食育の側面から日本開催のオリンピックを生かしていく取組が始まっております。関東給食会としても、これらの取組に資するべく努めてまいります。
今年はまた、深刻化している人手不足への対応をはじめ、労働環境改善問題、消費増税率による軽減税率導入への対応、また2021年6月完全施行のHACCP制度化など、各社それぞれで解決しなければならない問題も多く、大変な時期と認識しております。このような様々な課題に対しても組合組織を活用した勉強会や情報交換の機会を提供し、課題解決に役立つよう努めていきたいと考えております。
組合員企業による関東給食会の利用度を現在よりも上げられるよう頑張り、組合員のみならず関係者全員にとって「魅力ある関給」を目指してまいります。本年も引き続き、旧倍のお引き立てを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。