関給ビジョン2030実現へ

協同組合関東給食会 理事長
平井昌一

 明けましておめでとうございます。2024年の年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 私ども協同組合関東給食会では、関東地区の学校給食を中心に「安全・安心・高品質」な商品を安定供給することに努め、23年度は59億を物資供給事業の目標として事業の活性化に取り組んでおります。

 2023年を振り返ると、原材料コスト、動燃費コスト、人件費のすべてが上昇し、組合員にとって大変厳しい1年となりました。度重なる食品値上げに対し、学校給食の献立予算も限界に来ていた中で、政府の地方創生臨時交付金における推奨事業メニューの中に、継続して学校給食費の保護者負担軽減が明記されたことは大きな効果となりました。

 また昨年は、4年ぶりにカンボジアのカンキュー学校を総勢23名で視察し、現地でのボランティア活動や、芸術教育への参加等行いました。先輩たちがつないできてくれた重要な組合事業を、さらに内容をバージョンアップして継続していく計画です。

 そしてもう一つの重要な事業として、2030年をゴールとする「関給ビジョン2030」を策定し、これからの関給の事業活動の方向性についてお示しさせていただきました。世代をつなぎ、若手組合員を中心にビジョン達成に向けて活動を進めて参ります。「関給ビジョン2030」のスローガンは「つなぐ関給」、そしてコンセプトは「未来担う子ども達のために」としております。『食育推進ならびに栄養バランスの取れた学校給食実現の一翼を担い、子どもたちの笑顔をはぐくむ』など6つのビジョンの実現により、学校給食に貢献出来るように組合活動を進めていく所存です。今年は、この新ビジョンを各部会・委員会と連携・展開させて、組合全体での事業活動につなげていきたいと考えております。

 最後になりますが、関係各位の益々のご繁栄とご健勝を祈念致しまして、新年のご挨拶とさせていただきます。