第06回視察

カンキュー学校

第6回視察

 8月1日~5日の5日間、カンボジアに第6回「カンキュー学校」視察団を派遣し、会員社11社および事務局など19人が参加した。この関給の支援活動は2006年に組合創立40周年の記念事業として学校を寄贈したことから始まり、今回で足掛け7年、5回目の実施となった。関給らしい社会貢献をする事業として長く続いたことに伴って、視察団長は前回まで団長を務めた中島正二副理事長から平井昌一理事に引き継がれた。


  • CCHで子供たちと遊ぶ

  • CCHで子供たちと遊ぶ

  • CCHで子供たちと遊ぶ

  • 第6回視察参加者と子供たち

  • ブランコ設置の為の穴掘り作業

  • 作業を手伝う子供たち

  • 子供たちと一緒に

  • 真剣に測っています

  • 穴掘りあともう少し

  • 穴掘り完成です

  • この後は学生ボランティアが

  • 完成したブランコ1

  • 完成したブランコ2

  • 完成したブランコ3

  • 完成したブランコ4

  • 完成したブランコ5

視察団員のコメント

今回のカンキュー学校へのブランコの寄贈は、「いずれはカンキュー学校にも設営を」と言ってきたことが実現したものだ。ボランティアとしての遊具作りへの参加を通じて、JHPの佐伯蘭子理事には以前から「何で自分たちの学校にブランコを作らないの」とも言われていた。
 正直に言って普段の仕事ではぶつかっている会社同士でもある訳だが、ここに来れば関給として一致団結する。まとまることで我々も育ててもらっている。第2回視察で植樹した傘の木は、校舎の高さ程に成長していた。この木を育てる気持ちをもって今後もみてほしい。
普段は仕事・家庭・自分のためにと考えて生きているが、損得関係なくカンボジアの子どもたちのために働き、あんなに汗をかいたことに充実感を感じている。少しでも役立つことに参加できて良かった。欲を言えば、もう少し子どもたちを一緒に遊ぶ時間があればとは思った。一方で、学校に通える子どもたちはまだ良い方で、通えない子どもたちも多く居ることも知った。
 社に戻り、いい体験ができるよ、ということを伝える。
穴掘り作業では“親方”の称号をいただいた。
 少年野球の指導で子どもたちと接する機会は現在もあるものの、カンボジアの子どもたちの澄んだ目と良い笑顔は、子どもとはこんなに可愛いものだったのかと思うほど。子どもたちの顔が生き生きしていて「これが幸せなんだ」と思った。面と向かって懐いてくる子どもを見ると涙が出て来そうだったが、恥ずかしいのでグッと我慢した。
 去年の夏は、東日本大震災被災地へボランティアに行ったが、自分なりに支援活動は今後も続けていきたいと思っている。社に戻り、ひとのために働く充実感を報告したい。
 それにしても、話には聞いていたが、カンキュー学校は実際に行き自分の目で見てみると、想像を絶した。50年以上生きて来て衝撃であった。
自分の生活がいかに恵まれていて、したいことができる環境にあることが分かった。食育の課題などでも親のしつけが不十分だなどと指摘されているが、親が居ない、誰も教えてくれない子が居る。自分にできることを何かをしなくてはいけないと強く思った。こうやって皆で集まってやるからこそ力が大きくなり、支援ができる。
 カンキュー学校、CCHでの経験は私のひとつの宝となった。しかし宝にするだけでなく、手を差し伸べて何かをするきっかけにしていきたい。また、関給でこういうことをやっているんだよ、ということも堂々と伝えていきたい。
言葉が通じなくてもある程度はコミュニケーションを取ることができ、CCHでは手を使った遊びをこちらが教え、向こうの手でひっくり返すメンコを教えてもらった。カンキュー学校での穴掘りは、乾いた固い土壌に当たって、あんなに大変だとは思わなかった。
 両日とも、こちらが支援する側なのに、子どもたちに笑顔と元気をもらった。感謝の一言だ。カンボジアの、日本の子どもたちのために、これからも頑張っていきたい。
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